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超筋トレが最強のソリューションである (文響社) Testosterone

Book Summary
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理解度チェック

本サイトで紹介する本に関する理解度チェック問題になります。


問題を解きながら、本の概要を理解できるように、
問題以上に解説に力を入れておりますので、是非活用ください。

レビュー

今まで筋トレなどMっ気のあるストイックなオジサンがやるものと偏見を持っていた私が、本書を読み終わった次の日にジムに足を運んでしまいました。それくらい行動を起こさせてくれる1冊です。

Twitterで61万ものフォロワーを持つ著者のTestosterone(テストステロン)は、「筋トレが全てを解決する」として筋トレの啓蒙活動を行っている。なぜ彼が筋トレこそ〝最強のソリューション〟だと断言するかというと、高校1年生ときに体重110kgの肥満児だったのが、留学先のアメリカで筋トレと出会い、人生が180度変わったという原体験があるからだ。40kg近い贅肉とともに怠惰だった自分が消え去り、力強く人生を歩むようになったのだ。アメリカでは、太っている人は自己管理すらできないとみなされ雇用されにくく、逆にマッチョな人は自制心や自己管理能力があるとみなされ雇用されやすい。筋トレを習慣にしているエグゼクティブが増えているが、Testosteroneに言わせると、「成功している奴としてない奴に大した差なんてない。ひとつあるとすれば体力の差」なのである。人間もしょせんは動物であり、体力こそが最強の資本なのだと。多忙なビジネスパーソンがトレーニングをする意義としては、健康管理をすることでパワフルに働くことがもっとも重要な理由だが、定期的なエクササイズは記憶力、集中力、頭脳明晰さに関わりの深い物質の分泌を助けることが証明されており、中でも集中力や闘争心に関わるテストステロンは、40歳をピークに1年ごとに1~2%ずつ低下し、肥満やアルコール中毒、ストレスの原因になりかねないが、筋トレをすることで血中のテストステロン濃度が高まることが報告されているのだ。

つまり筋トレはもっともすぐれた予防医学的な行為の一つであり、生活習慣病や老いから効率的に守る保険といっても過言ではない。国家単位で見たとき、筋トレは中高年の健康寿命を伸ばすことに大きく貢献し、医療費削減、介護問題の解決、人手不足の解消など、日本が抱える深刻な問題を一挙に解決できるソリューションでもあると著者は断言しています。

本書を読みながら自分の周りの人を思い浮かべ、確かにそうだなと思い当たる所が多くあったのとモテてみたいという思いからジム通いをスタートしたいと思います。

●筋トレが最強のソリューションである4つの理由
メンタル向上には「筋トレ」が効く

筋トレをすると、「メンタルが向上する」ということです。これは科学でも証明されている事実です。焦燥感について、米国のO’Connor(オコナー)が発表した総説論文によると、「筋トレをすることによって、寝不足や不健康から誘発される焦燥感が改善される可能性がある」ことがわかっています。
さらに、筋トレによって、「テストステロン」「セロトニン」など、健康に良いとされるホルモンが分泌されます。「テストステロン」は骨や筋肉の強度の維持、やる気や闘争心の向上を促します。「セロトニン」は心を安定させたり、脳を最適な覚醒状態にしたりします。これらの効果は、ごく一部であり、筋トレによってもたらされる効用は多岐にわたります。

アンチエイジングに効果がある

2016年に、米国の研究によると、「60歳前後の男女に筋トレを行わせたところ、10週間で平均7~8%もの筋量の増加が確認された」といいます。成長期が終わっても、還暦を迎えても、筋トレをすることで、筋肉が増えると証明されたのです。とりわけ、筋トレをするメリットとして見逃せないのが「骨」への効果です。加齢に伴って、筋力、筋量だけでなく、骨量も低下していきます。しかし、筋トレをすると、骨が強くなる物質が分泌されるので、骨量の低下を防ぎます。

仕事がデキるようになる

筋トレをすることで、ビジネスパーソンとしての価値が劇的に上昇するということです。これは、海外のエグゼクティブたちの生活を見れば一目瞭然です。

米国前大統領バラク・オバマ氏は、週6回、朝7時から45分間、筋トレと有酸素運動を組み合わせたワークアウトを行っていてました。その他以下列挙いたしますと、
・Facebookのマーク・ザッカーバーグ 週3回、朝一番のランニング
・米ヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンター 毎朝1時間テニスをする
・アップルのティム・クックCEO 朝3時45分に起床、4時30分までにメール処理、5時にジムでトレーニング

自分に自信をもてる

2010年Velez(ベレス)らは、16歳前後の男女28名を対象に調査を行います。男女を筋トレするグループとそうでないグループに分け、筋トレをするグループは12週間、週3回の筋トレを実施します。その結果、筋トレをしたグループは、筋力が向上しただけでなく、自分自身と自分の身体に対する自己評価が有意に向上したといいます。つまり、自己評価が上がったということは、自信がついたことに他なりません。

このことから、筋トレをすることで、フィジカルを鍛えられ、それに伴ってメンタルも強くなり、結果、自信がつくという、好循環になっていくのです。

本書の目次

第1章 「死にたくなったら筋トレ」が真実である理由
第2章 筋トレは最強のアンチエイジングである
第3章 モテたかったら筋トレしかない
第4章 仕事ができる人はなぜ筋トレをしているのか
第5章 筋トレがダイエットに必ず必要なワケ
第6章 筋トレに関する誤解と偏見を解消する
第7章 自信がない人は筋トレをしろ

著者・出版

著者: Testosterone


筋トレ革命集団DIET GENIUS代表、オンラインパーソナルGENIUS PERSONAL発起人、アスリートの為のメディアSTRONG GENIUS代表。
1988年生まれ。学生時代は110キロに達する肥満児だったが、米国留学中に筋トレと出会い40キロ近いダイエットに成功する。自身の人生を大きく変えた筋トレという文化を日本に広める事をライフラークとしている。題して“日本筋トレ革命”。本人は至って本気で筋トレを通して日本の抱える問題の殆どを解決できると信じて行動している。DIET GENIUSの発起人であり代表。大学時代に打ち込んだ総合格闘技ではUFCのトッププロ選手と生活をともにし、最先端のトレーニング理論とスポーツ栄養学を学ぶ。現在はとあるアジアの大都市で社長として働きつつ、正しい筋トレと栄養学の知識を日本に普及し社会貢献する事に尽力している。著書に筋トレが最強のソリューションである『マッチョ社長が教える究極の悩み解決法』(U-CAN)がある。

共同著者:久保 孝史

1990年生まれの26歳。Twitter名は「のぶなが」だが、なぜこの名前にしたかは自分でも不明。 早稲田大学人間科学部にて運動生理学を専攻し、その後早稲田大学大学院ス ポーツ科学研究科修士課程を修了、現在は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程に在学中。 大学院入学と同時にトレーナー活動を始め、高校生から日本代表選手まで幅広く指導を行う。 「本企画を通して日本のトレーナーの価値を上げたい」「少しでも多くのアスリートに正しい知識を持ってトレーニングをしてもらいたい」 というTestosterone氏の理念に共感し、本企画に参加。専門分野はトレーニング科学、保有資格はスポーツ科学修士、認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト

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