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世界で通用する人がいつもやっていること (アスコム) 中野信子

Book Summary
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レビュー

世界で通用する人がいつもやっていることとは、具体的にはどういうことなのでしょうか? 実は、「空気は読まない」「敵を味方にしていく」「適度なストレスを与える」「いつでも仕事が楽しそう」など、ちょっと練習が必要なものもありますが誰もが簡単に身につけることができるものばかりなのです。

 著者の中野氏は、東京大学大学院医学系研究科出身の脳科学者。世界上位2%のIQ所有者のみが入会を許される「MENSA」に所属し、フランス原子力庁勤務の経験もあるという。本書は、世界で活躍する脳科学者・中野信子氏が世界中で出会ってきた、世界で通用する仕事やコミュニケーションをこなす一流の人たちが実践していることを紹介した、今までにない自己啓発書です。本書を通じて、自分を磨くことをどんどん楽しめる人になってください。

本書のPoint(世界に通用する人がいつもやっていることリスト)
■ どんなに忙しくても仕事を楽しむ
あなたがもし「仕事や勉強がつまらない」と思ったら、「じゃあ自分にとって何が一番楽しいことなのだろう?」と考えてみましょう。本を読んだり映画を観たり、美味しい食事をするなど、自分が楽しいと思うことを何でもいいので探してみましょう。楽しいことが分かったら、嫌な仕事と結びつけるようにするのです。 例えばゲームが大好きなら、嫌な事務作業を片付けるのをタイムトライアルだと考えてハイスコアを出すことに熱中してみてはどうでしょうか。どうすれば一番効率よく嫌な仕事をやっつけられるかの攻略法を編み出す中で、あっという間に片付くと思います。
集中力を身につけないで、集中できる環境を整える
脳は外部からのあらゆる刺激に敏感です。仕事でも勉強でも、限られた時間で集中して取り組みたいと思ってもうまくいかないこともあるでしょう。何かに集中したいときは、脳が集中しやすい環境を作ることが効果的なのです。 私自身もかなり目移りしがちな性格です。自分でもそう思うし、友人たちに聞いても口をそろえてそう言います。かといって、物事に集中できないかというとそうでもありません。 自分の集中するときの癖を掴み環境や行動(ルーティーン)を整えてあげることを心がけましょう。
やらないことリストを作る
著 目標を立てたとき「やるべきことリスト」を作る人は多いと思いますが、同時に「やらないことリスト」も作っていますか? やるべきことだけを集中してやるために「やらないことリスト」も必要です。 「やるべきこと」を考えると同時に「やらないこと」も明確に する癖をつけましょう。 例えば「TOEICで今年は800点以上取ろう」という目標を決めたとします。「やるべきこと」は簡単です。必要な教材を集めて勉強することです。 その教材をマスターすれば800点を達成できるという裏付けがあれば、それ以外の教材は一切手をださないというのが「やらないこと」になります。
本を先生にする
あなたは本を読むのが好きですか? 少しのお金で好きな時間に読めるのが本のよいところです。また、親友や恩師となる人がいなかったとしても、例えば過去の偉人にでさえも本の中では必ず出会えるのです。 恵まれた環境がないなら自分で環境を作らなければならない。そのために過去の偉人たちが残してきた本から学べることを学びのです。本こそ知の宝庫であり、私たちの最大の見方なのです。 本を先生にすれば選び放題ですしね
本書の目次

CHATER 01
「世界で通用する人」はどんな人か?

(空気は読まない。―自分が好きなことと得意なことを貫く/ あえて勝ちを譲る。―相手に花を持たせることで、能力の高さを見せつける ほか)

CHAPTER 02
「世界で通用する人」が心がけていること

(周りにいる人たちを虜にする。―相手の自尊心をくすぐって好意を寄せてもらう/ 敵を味方に変えていく。―面倒な相手ごとに、対応を変えていく ほか)

CHAPTER 03
「世界で通用する人」のスケジュールの立て方

(やらないことリストを作る。―制限時間を設けて、やるべきことだけをやる/ 自己診断書を作る。―これまでの努力を書き留め、目標を数値化する)

CHAPTER 04
「世界で通用する人」の自己分析と自己改良

(流れ星に願いごとが必ずできる。―いつも自分の夢について考えている/ 飽きっぽいことを知っている。―飽きないように、多くの楽しいことを見つける ほか)

CHAPTER 05
「世界で通用する人」に近づくために

(集中力を身につけない。―「集中しなきゃ」ではなく、集中できる状態を作る/ 身近な目標を作る。―すぐ実現できる目標が、怠けグセのある脳を活性化 ほか)

著者・出版

著者:  中野信子(なかの のぶこ) 


東京大学工学部卒業後、2004年東京大学大学院医学系研究科医科学専攻修士課程修了。
2008年東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。
2008~2010年まで、フランス原子力庁サクレー研究所で研究員として勤務。
「情報プレゼンター とくダネ! 」をはじめとし、テレビ番組のコメンテーターとしても活動中。フジテレビ「平成教育委員会2013! ! ニッポンの頭脳決定戦SP」で優勝、「日本一優秀な頭脳の持ち主」の称号を得る。著書に『世界で通用する人がいつもやっていること』(アスコム)、『脳科学からみた「祈り」』(潮出版社)などがある。

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