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水は答えを知っている (サンマーク文庫) 江本勝

Book Summary
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レビュー

世界31カ国で話題のロングセラーである本書に書かれている水に「ありがとう」というポジティブな言葉をが形のととのったきれいな氷結結晶をつくるという話を耳にした方も多いのではないでしょうか?

はじめに、本書にかかれていることが科学的根拠が薄いということを理解する必要があります。多くの科学者から根拠がない主張という指摘が多いことでも有名です。

正直な話をすると私は、本書を読んで「 言霊って本当にあるのだなということ、だとすると、家族や同僚、友達かける言葉ってとても大切だな」と思ってしまいました。読み終わった後に、インターネットで色々調べる中で科学的根拠がないものであることを理解しました。本書を読み終わった直後の宝物を見つけた気持ちからドン底に突き落とされたような気持ちになったことを思い出します。

私が尊敬する茂木健一郎が本書に対してレビューされていた文章が決定だとなったので、その内容を載せておきます。

江本勝『水は答えを知っている』 レビュー 茂木健一郎
二つの点で気になったことがあったので、書きます。
まず この本はカテゴリーの間違いからスタートしています。 水に「おはよう」、「ばかやろう」と言う、 あるいはモーツアルトの音楽を 「聴かせる」、という表現がすでにカテゴリーエラーです。 なぜならば、「おはよう」、 「ばかやろう」、「モーツアルトの音楽」 という意味自体が、 人間の脳についてのみ成立するカテゴリーであって、実際に水に 作用しているのは単なる「音波」だからです。 それならば、最初から「音波」の作用として問題を立てれば良い。 このようなカテゴリーエラーがいかにヤバイかは、 「おはよう」と「ばかやろう」の意味が日本語と 逆転している言語が世界のどこかにあったら、と考えれば わかるでしょう。科学的根拠は0に近い。
第二に、この本には、 「他者性」への感受性が欠落していることです。 自分が善意を持っているから、あるいは何かを美しいと思っているから、他者もその感受性を共有して 何らかの感応を示すべきだ、そのような世界は心地よいと 思うのは、ファシズムです。 ましてや、相手が水だったら、なぜそんなものが自分と同じ感性を 共有していると思えるのでしょうか。 そのような心の持ち方は、 世界の中には自分のことなど気にもかけない、 絶対的に異質な他者が存在するのだという事実を許容できない、小児的心性です。 世界には自分と感性を異にする絶対的他者がいる、と考える 方が、この本のように水まで人間的感性のsmall worldにとりこんで しまおうとするよりは、よほど深い楽しみのある世界観に 到達できるでしょう。


皆さんもご自身の曇なき眼で見定めた上で本書をどう捉えるかご判断ください。

本書のPoint
【水の実験】
片方の水には「ありがとう」や「愛してる」などのポジティブな言葉を
もう片方の水には「ばか」や「死ね」などのネガティブ な言葉を
するとポジティブな言葉をかけた水は綺麗な結晶になり、ネガティブ な言葉をかけた水は水の性質が壊れ結晶化しなかったと言うものです。言葉とは音、音は空気を伝わって振動する。つまり波動です。その波動は水に伝わり性質を変えてしまうのです。波動は一つ一つ振動数が違います。言葉の波動もネガティブかポジティブかで変わってしまいます。大人の体の約70%、子供だと80%は水で出来ています。体のほとんどをしめるのは水です。つまり体の水も言葉の波動に反応しているという事です。ちなみに色んな国の言葉で実験してみても結果は同じだったようです。日本には言葉には力が宿ると言う意味で昔から【言霊】と言う言葉が使われています。この実験をどう捉えるかは自分次第。
 【米の実験】
二つのガラスビンにご飯をいれ、一つのビンには、『ありがとう』、もう一方には『ばかやろう』と声をかけ、ご飯にどのような変化がでるのかを調べる実験です。一ヶ月後、『ありがとう』という言葉をかけたご飯は発酵した状態で、麹の芳醇な香りがしてきました。それに対して、『ばかやろう』という言葉をかけたご飯は、腐敗して真っ黒になりました。そして、さらに面白い実験が『ありがとう』、『ばかやろう』という二つの対照的な言葉の他に、全く声をかけずに、そのビンをほったらかしにして全く無視をしてしまうビンを作り実験しました。 その結果は、驚くことに、『ばかやろう』と声をかけたビンのご飯よりも、ほったらかし、何も声をかけなかったビンのほうが先に腐ってしまったようです。 『ばかやろう』とけなされるよりも、声をかけられない方が大きなダメージを与えたのです。 この実験をどう捉えるかは自分次第。
本書の目次

プロローグ
第1章 宇宙は何でできているか
第2章 水は異次元への入り口
第3章 意識がすべてをつくっている
第4章 一瞬で世界は変わるか
第5章 微笑みはさざなみとなって
エピローグ

著者・出版

江本勝(えもと・まさる)


1943年、横浜市生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。代替医療学博士。
86年、I.H.M.総合研究所を設立。アメリカで共鳴磁場分析器・MRAやマイクロクラスター水に出会い、水が人体に与える多大なる影響に感銘を受ける。独自の視点で地球上のさまざまな水の研究に取り組んでいる。世界初の水の氷結結晶写真技術を考案。その成果として『水からの伝言』や『水は答えを知っている』を出版。40ヵ国で翻訳され、高い評価を受ける。ヨーロッパをはじめ、世界中から講演に招聘され、水の結晶写真を見た各地の人々に驚きと感動を与えている。

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