スポンサーリンク

伝える力 (PHPビジネス新書)池上彰

Book Summary
スポンサーリンク
レビュー

★200万部突破! 池上さんの本で一番売れている国民的ベスト&ロングセラー★

商談や会議、プレゼンテーションや企画書・報告書の作成、電話での交渉、メールでの連絡—-ビジネスの現場で行なわれている日常業務。仕事の「できる」「できない」を左右するのは、意外とこうした基礎をしっかりやるかどうか。それには上司や部下、顧客とのコミュニケーションをいかに円滑にするかが鍵を握る。本書は「話す」「書く」「聞く」の3つの能力の磨き方を紹介。これができると自ずと成績・業績に結びつくもの。長年NHKの『週刊こどもニュース』のお父さん役を務めてきた著者(現在はフリージャーナリストとして独立)ならではの極意を伝授する。伝えることの難しさを身をもって経験しているだけに、ビジネスの現場でも十分応用が効く智恵が盛りだくさんである。

相手を惹きつける、ビジネス文書を書く、文章力をアップさせるなど、本書の秘訣を習得すれば、仕事が楽しく、やりやすくなること間違いなしだ。

私は、池上彰さんの選挙特番キッカケで他のテレビ番組も見るようになりました。実際にお会いしたことがないのでテレビ越しではありますが、言葉のチョイスや声のトーンから直感的に信用できる人だと思っています。というか池上彰ファンクラブにも入っている私が感情を前面に出してレビューしてもあまり参考にならないと思い、感情はできる限り排除して一般読者の方々のためになる情報だけを本書からピックアップしたつもりです。その情報が読んだ方のお役に立てると幸いです。

本書のPoint( 伝える力を伸ばすためにやるべきこと)
まずは本人がしっかり「理解」するところから始める
自分が深く知っていなければ、伝えようとしている物・事の内容は相手には伝わらない。だから、伝える前に自分が「伝える物・事」を充分に理解しておく必要があるのです。いかに自分が知らないかをすることがソクラテスのいう「無知の知」であり、自分の無知を自覚することで真の知に近づこうとする探求がはじまるのだ。だから決して知らないことを恥じる必要はない、知らないことを自覚できたことをポジティブにとらえて、真の知を探求し本質を理解できて初めて相手にわかりやすく伝えることができるのだ。
物事に「謙虚」になる
謙虚にならなければ、物事の本質は見えません。 ソクラテスの無知の知に気づき、自分が如何に物事を知らないかを受け入れる謙虚さをもてて初めて成長への階段をのぼり始める。自分が如何に知らないかを自覚しましょう。わかったつもりから卒業し、信頼できる上司や先輩の助言、 大ヒットした本や映画など様々なコンテンツには謙虚に耳を傾けリスペクトするのです、その上で取捨選択して自分の中に必要と感じ事を取り入れることで自分の成長につなげましょう。プライドは捨てて、負けを認めて様々なジャンル(大統領、スポーツ選手、俳優、犯罪者、犬)からでも学ぶ姿勢を持ちましょう。例えば、犬の嬉しい表情などは誰もが虜になってしまいますよね。ご主人が帰宅した際の犬の愛くるしい嬉しそうな表情を身につけれれば、もしかすると誰でもあなたの虜になるかもしれませんね。

ここで注意が必要なのがリスペクトの精神です、犬にでもリスペクトなのです。間違っても相手の悪口や上から目線で言葉を発してはいけません(万が一、誰かの悪口を言ったら素直に謝りましょう)。悪口や上から目線は、必ず倍返しで自分に返ってきます。繰り返しますが、謙虚な姿勢と相手へのリスペクトです。
伝える力を身につけるために、「聴く力」も大切
伝えるとうことが自分からの発信だけだと思っている人がいたら考えを改めてほしい。伝えるためにはきくことも重要だということを理解しておきたい。中学校や高校に入学して初めて会う友達とどやって信頼を深めていくのかをイメージしてもらえると分かり易いが、一方的に自分の話ばかりしても信頼は深まることはないのは分かると思います。伝える前にまず相手の話を聴くことからはじめましょう。
相手の「へぇー」を増やす
「伝えるためには自分も深く理解している必要がある」もそうですが、もうひとつ「なるほど!」と思わされた文言が、「相手のへぇーを増やす」というものです。池上さん曰く、「伝える力」が高まったかどうかを確認する一番のバロメーターは相手からの「へぇー」という反応だそう。自分の話に対して相手の表情が変わらなかったり、つまらなかったりすれば相手はその話にさほど興味を持っていないということになります。反対に、自分の話に対して相手が「へぇー」という感嘆の言葉をあげれば、自分の話に興味を持ってくれていえるでしょう。 V6井ノ原さん、TOKIO国分太一の話の聞き方がうまいので参考にできると池上さんもおっしゃっているので、次に二人が出ているテレビを見る時はそういう視点を持ってみてみましょう
愛情を持つ
 愛情があるかないか、嫌われるかorそうでないかが決まる。例えば、ビートたけし、綾小路きみまろさんなどの毒舌だが愛情がありかつ有名人ということで誰からも受け入れられる。反面教師として村上世彰 発言(村上ファンド)インサイダー取引で逮捕される直前「皆さんがぼくのことを嫌いになったのはムチャムチャ儲けたから。200億くらい儲けたんではないでしょうか」というのは事実だがそこに愛がなく保身のための発言というのが透けてみえてしまったので、好感度が決定的に崩れ世間の敵として扱われた。
シーン別、伝えるコツ
■円滑なコミュニケーション
・ 状況に応じた危機管理(爆笑問題のボケと突っ込み)
・ その言葉に“愛情”と”謙虚さ”はあるか (愛情と謙虚さの有無は聞き手に伝わる)
・悪口は面と向かって言えるレベルまで
・ 叱るのは「1対1」が大原則
・ 褒めるときは「みんなの前で」
■ビジネス文章
・ フォーマットを身につける ( 5W1H(When、Who、Where、What、Why、How) )
・ 演繹法か帰納法か ( 緩やかな演繹法 。仮説を立て、それから現地に行き調査する)
■文章力をアップ
・ 「もう一人の自分」を育てる
・ プリントアウトして読み返す
・ 寝かせてから見直す
・ 上司や先輩に読んでもらう
本書の目次

【目次】
第1章 「伝える力」を培う
第2章 相手を惹きつける
第3章 円滑にコミュニケーションする
第4章 ビジネス文書を書く
第5章 文章力をアップさせる
第6章 わかりやすく伝える
第7章 この言葉・表現は使わない
第8章 上質のインプットをする

著者・出版

池上彰(いけがみ あきら)

1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、73年NHK入局。報道記者として、松江放送局、呉通信部を経て東京の報道局社会部へ。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。94年より11年間NHK『週刊こどもニュース』でお父さん役を務める。05年3月にNHKを退社し、現在はフリージャーナリストとして多方面で活躍 。

生年月日: 1950年8月9日 (年齢 70歳)
出生地: 長野県 松本市
学歴: 慶應義塾大学 (1973年)

コメント

タイトルとURLをコピーしました