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究極のマインドフルネス(PHP研究所)DaiGo

Book Summary
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レビュー

人は、何のために生きるのだろうか。著者の答えは「幸せになるため」だ。しかし、悩んでも仕方のないことで悩み続けてしまったり、人間関係で不安にさいなまれたりして、ちっとも幸せだと感じられない人が多いのではないだろうか。

じつは、こうした悩みとは、人が勝手に抱いているだけにすぎないのだ。世の中で起こっていることと、自分がそれをどう感じるかは別物である。「子供が走り回っている」という同じ現象に対して、「かわいいな」と思う人もいれば、「うるさいな」と感じる人もいる。自分のとらえ方によって周囲の出来事はどうにでも変わってしまう。だから、何か問題が起きたときは、まわりを変えようとするよりも、自分を変えていこうとする方が、ずっと生きやすくなる。 本書で解説されているテクニックを取り入れてみると、不安やストレスといったネガティブな感情にとらわれるのではなく、ネガティブな感情を抱いている自分を客観的に見つめる視点を持てるようになるだろう。不安やストレスのある状況に対して、マインドフルネスは即効性のある解決策ではないかもしれない。しかし、「いまここ」に集中する体験を積んでいくことで、ネガティブな感情があっても悪くないと思える、ネガティブな感情に強い自分になることができるだろう。そうすることで、自分の持てる力を最大限に発揮できるようになるのではないだろうか。

本書では、テレビ出演を機に嫌な経験をたくさんし、ふさぎ込んだこともあるというDaigoさんが、自分の心をラクにしてくれた考え方やテクニックを紹介する。自分を変えるきっかけとなるのは「マインドフルネス」と「瞑想」だ。マインドフルネスとは、直訳すると「気づき」のことであり、それを強化してくれるのが「瞑想」である。

( こんな本を求めている方にはオススメ! )

  • 悩みを抱えやすいく、仕事やプライベートにも影響してしまう事がある
  • 不安を和らげるマインドが欲しい
  • メンタルを保つための方法が知りたい

本書のPoint
「マインドフルネス」とは
直訳すると「気づき」のことです。 自分がしていることに気づきましょう。そして、気づいたことに対して判断を下すのではなく、あるがままに、その物事をとらえましょう。というのがマインドフルネスなのです。 そして、 マインドフルネスによって共感能力が自然に高まり、人のために行動できるようになるだけでなく、自分自身も幸せになり、ストレスから開放されていく。
つまり、マインドフルネスによって、幸せになろう!ってことです。 
<マインドフルネスの基本のABC>
Awareness:自分が今何をしているか気づくこと
Being:自分がしていることに気づいてはいるが、その行動が良いか悪いかは判断せず、その行為をしている自分を客観的に見ている状態
Clarity:あるがままに明確に捉えること
 
「悩み」を解消するための対処法は何か
同じ悩みにとらわれている状態を「反芻思考」といい、うつ病の原因にもなるそうです。負のスパイラルにハマってしまいます。このような負のスパイラルにハマってしまうと集中力の低下も招くそうです。
反芻思考へ陥らないための対策が、緑を感じるということです。近所の公園を散歩するもよし、観葉植物を眺めるもよし、緑は思考の負のスパイラルから救い出してくれることを覚えておきましょう。
「不安」を克服するために何をするか
不安には、「原因がわかっている不安」「正体不明の漠然とした不安」があり、中でも、漠然とした不安に悩まされている方が多いようです。そして、その原因は「マルチタスク」なのです。
私達の私生活で「マルチタスク」というと…そうです。スマホです。スマホを使いすぎると、
「他人への共感能力が落ち、時間がなくなる感覚に陥り、不安や焦りが高じて、またスマホを触る」という悪循環が起こります。スマホの中でもSNSは刺激が強く、ハマっている人程、社会不安やうつの傾向が高いというデータもあるようです。特にインスタグラムでは、みんなが恵まれた生活に見せるため、嫉妬が増幅しやすくなります。もちろんスマホを使うのが悪ではありませんが、使い方には注意をしていかなければいけません。

この対処法としては、「1つの作業に集中する時間を作る」ことです。例えば、読書・映画鑑賞・瞑想・散歩など。なんでもいいのですが、タイマーをかけてその間はスマホを見ないようにする。など、集中する環境は作って下さい。
「幸せ」になるために何をするか
①自信をつける
本書の中で自信とは「自分の力で自身の未来や自分の人生・仕事を変えることができると信じる力」と定義されており、漫然と毎日の作業を繰り返しているだけでは自信はつきません。1日1日の目標を立てたり、チャレンジし達成感を自信に変えていくことが大切で、実感する方法の1つとして、「筋トレ」をオススメされています。

② 他己目標をたてる
・他人の人生にいい影響を与えよう
・周りの人を喜ばせよう
など自分の目標達成が他人にどういう影響を与えるのかを考え、他人のために何かをしようと思うだけでも、不安やうつに対して大きな効果があったそうです。しかも、これはメンタルだけでなく、高血圧の改善など肉体的にもいい影響があるといいます。つまり、「自分のため」ではなく、「他人のため」を目標にするほうが、主観的にも客観的にもいい効果が出るのだそうです。

③自分を責めない
失敗は学習」ととらえる。失敗することでしか前に進むことはできません。
成長をするために、失敗を受け入れるメンタルを持ちましょう。
自分と他人を比べない」他人と比べるのではなく、過去の自分と比べて前に進んでいる、チャレンジ出来ているという事を確かめることが大事です。
正解は一つではないと考える」何かを達成するためには無限の方法があります。まず、目標を見つけたときには達成するための方法を1つではなく、いくつか考えておきましょう。
本書の目次

【目次】
第1章 今日から「無駄に悩まない」人になる
(負のスパイラルは脳を低下させる緑のなかを歩くと悩まなくなる!? ほか)

第2章 根拠なき自信をもって前を向く
(「根拠のない自信」が大きな成功をもたらす失敗を恐れないメンタルのつくりかた ほか)

第3章 思い込みをやめて、心をリセット
(挫折を力に変える方法必死にがんばってもなぜか成功しない理由 ほか)

第4章 自分の弱みを生きる力に変えよう
(コンプレックスを自分の力として活かす方法欠点を「強み」に変える読み替え法 ほか)

第5章 人生を変えるマインドフルネス瞑想
(不安をたった3秒で鎮める“メンタルクリアボタン”お坊さんとサイコパスの意外な共通点とは? ほか)

著者・出版


メンタリスト DaiGo

1986年(昭和61年)11月22日、静岡県静岡市清水区生まれ、千葉県市川市育ち。身長は174cm。血液型はB型。 著書累計は200万部突破、大学教授、企業顧問、慶応卒 、英国のメンタリズムを日本に初めて紹介。心理学を応用し、ITサービスから遺伝子検査まで開発したりしています。 実際は2匹の愛猫と一緒に、月300冊の本を読むただの本の虫。

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