人とコミュニケーションを取るときにその話す内容はたったの7%に過ぎない。後は話し方や表情などが関係してくるといったのがアメリカの「メラビアンの法則」ですが、この話方に今まで日本人は注目してこなかったことに注目してもっとコミュニケーション上手になろうというのが本書です。
欧米ではコミュニケーションにおける声の重要性が重視されており、仕事やプライベートでの成功者は「話すトレーニング」を受けている人が多いそうです。
シチェエーションごとにどのような声で話すと説得力があって好感がもたれるのか?ということと、どのようにしたらそのような声が出せるのか?それを話すのにどういったトレーニングをすれば良いのかということが学ぶことができます。コミュニケーションを円滑にすることを目的に、ボイストレーニングに主眼を置いています。良い声にカテゴライズされている5つの声ゴールとして常にイメージし練習するようにしましょう!
・力のある声
・ よく通る声
・ 明るい声
・ やわらかい声
・ 響く声
●本書のPoint |
なぜ声を磨くのか? ・声で聞き手の感情を動かすため(ジョンレノも1/fのゆらぎでカリスマと讃えられた) ・コミュニケーションを円滑にするため ・聞き手に良い印象を与える(ダイアナ妃も声トレーニングで国民から信頼を得た) ・緊張を声でコントロールできるようになるため(海外ビジネスマンはボイストレーナー付き) ・年齢に伴う声の衰えを止めるため |
5つの声の磨き方 ・力のある声(声量のある声) ①リラックス状態を作る ②喉と口を拡張する姿勢を作る ③複式呼吸で発生する ・ 明るい声(パワーや元気をもらえる声) ①気持ちを高める ②唇を拡張できる姿勢を作る ③ミドルボイス発音をする ・ よく通る声 ①鼻腔を共鳴する ②音の焦点を絞る ・ やわらかい声 ①やわらかい声を認識する ②なりきりで話す ・ 響く声 ①喉と口の拡張する姿勢を作る ②チェストボイス発音をする |
良い声を出すための3つの条件 ・リラックスする ー体の力が抜けている状態 ー顔と体のウォーミングアップ ・正しい姿勢を作る ー両足を骨盤から肩幅くらいの広さに開く ー猫背がまっすぐになるように保つ ー頚椎(けいつい)がまっすぐに保つ ー顔は正面を向き、目線はやや上向きくらいの高さに向く ー両腕は身体に沿って「ゆるめて」垂らす ー体重は「足裏の前方」にかけ、ひざはリラックス ・正しい呼吸を行う ー複式呼吸を行う ー息は吸うのではなく、吐く |
プロローグ 日本にはコミュニケーションがなかった!
第1章 人間関係を劇的に変えるには?
第2章 あなたの印象を決めている声のこと
第3章 「好印象」を作るための基本トレーニング
第4章 印象が変わる!「五つの声」
第5章 声のプロが教える!シチュエーション別「声の出し方」
白石謙二(しらいし・けんじ)
株式会社パワフルヴォイス代表取締役。青山ヴォイス・メイクアップアカデミー代表。
これまでなかった「話すため専門のヴォイストレーニング&ティーチング」を行う「青山ヴォイス・メイクアップアカデミー」を立ち上げ、現在に至るまで、政治家、検事、弁護士、医師、会社経営者、通訳、コーチ、セミナー講師、営業マン、企業研修担当者、電話オペレーター、スチュワーデス、モデル、お坊さん、板前、メイクアップアーティスト、ダンスインストラクター、ウォーキングインストラクター、受付、美容師、など多種多岐に指導。
また俳優、声優、ナレーター、リポーター、司会者、コンパニオン、TVショッピングナビゲーターなど話すプロの指導経験も豊富。人見知り、引っ込み思案の人も馴染んでしまう包容力と愛嬌で人気がある。ラジオ日本「土曜日曜競馬中継」でのCMナレーション、「ニュース&ミュージックスタンド」「アコースティックアイランド」での番組紹介ソング担当、NHK「いっとろっけん」フジテレビ「めざましテレビ」出演などテレビ、ラジオ、雑誌などメディアに多数登場。
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