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超雑談力(Discover21)五百田達成

Book Summary
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レビュー

超雑談力では、「話す編」と「聞く編」に分けて解説されています。

「話す編」 雑談をするときの話のポイントは、以下の3つです。
・とにかく会話のラリーを続ける
極論を言うと、「会話が続きさえすればいい」ということです。会話を通じてお互いの警戒心を解きつつ人間関係を構築するのが雑談の目的です。雑談が難しいと感じる理由は、結論やオチのあるおもしろい話をしようとするから。逆に結論やオチなんか”あってはいけない”と著者は言います。
・「情報」よりも「感情」を伝える
ラリーが続きさえすればいいと書きましたが、その中でも「仲良くなりやすい雑談」はあります。雑談を「情報交換」と考えてる人もいますが、これは「仲良くなりにくい雑談」の典型だそうです。一方で、「仲良くなりやすい雑談」というのは喜怒哀楽の感情をやり取りすること。
・沈黙になったら身近な話に引き戻す
ラリーが続かず沈黙が訪れることもあるはずです。沈黙になる原因のひとつに、「ニュースや時事ネタなどを話題にしがち」という点があります。自分達に関係ない遠い話だから話すことがなくなるのです。沈黙が訪れたら、”身近な”エピソードをきっかけに気持ちを話すのが効果的です。鉄板ネタとして「食べ物の好き嫌い」を推奨しています。

「聞く編」のポイントは、以下の3つです。
・全部肯定する
否定・アドバイスは絶対しない。これは雑談の鉄則と言えます。なんなら、アドバイスを求められたとしてもしなくていいと著者は言っています。自分の意見と違ったとしても全部肯定しましょう。なぜなら、肯定されると人は気持ちを話しやすくなるから。
・リアクションは大きく
聞く側として、「肯定して共感する」に加えてもうひとつの押さえておきたいポイントは、リアクションをよくすることです。うまく相槌を打とうとか、質問にちゃんと答えようとか考えると疲れるだけなので、ある程度「手を抜く」のも大事です。 万能に使えるリアクションの「あいうえお」を紹介しています。
「あー!」と納得し
「いいですね!」と共感し
「うーん。」と考え込み
「ええ!?」と驚き
「おおーー‼」と感嘆する
・腕組みはNG
緊張したり手持ちぶさたになると無意識に腕を組んでしまうことがありますが、雑談においては最悪のジェスチャーと言われています。なぜなら、腕を組むのは「防衛」のサインのため、相手を拒絶しているというメッセージを送る行為だからです。

本書の7つのPoint

本書の目次

はじめに
あなたは凡人?達人?雑談力チェックシート
1章 基本の7ルール
2章 初対面編
3章 知人/飲み会編
4章 職場/ビジネス編

著者・出版


五百田達成(いおた たつなり)

作家・心理カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店・博報堂・博報堂生活総合研究所を経て独立。
サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績を活かした、人づき合いやコミュニケーションに関する実践的アドバイスが好評を得ている。執筆や講演の主なテーマは、「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」「SNSと人づきあい」「ことばと伝え方」など。「スッキリ!!」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」他、テレビ・雑誌など、メディア出演多数。
『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』シリーズは50万部を超えている(以上、ディスカヴァー)。その他の著書に15万部突破の『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(新潮文庫)などがある。

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