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英語が話せる人はやっている 魔法のイングリッシュルーティン(KADOKAWA)MiracleVellMagic

Book Summary
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レビュー

英語を話せないのは「話していないから」。アウトプット量が足りていないからなのです。発音、文法、完璧を気にするのは相手がいるから、相手がいると構えてしまう、それなら独り言のように英語をアウトプットしまくってみたら上達したよというのが本書のメソッドになります。

著者は、海外留学をしたこともないのに、綺麗な英語を流暢に話せるのです。そのベルさんが海外留学することなく、英会話スクールに通ったわけでもなく、特別なネイティブの友人がいるわけではなく、20代でネイティブの様に英語を話せる様になった学習法が紹介されています。

私たち日本人英語学習者は、長年英語学習として受験で英語の点数を得る学習に没頭してきました。受験英語は完全なインプット学習だけと言っても過言ではありません。アウトプット学習は、まったくの蚊帳の外、なぜならば点数につながらないからです。皮肉なことに、日本人は長年受験英語を強いられてきた為、英語を話すことが苦手になってしまったのです。アウトプット学習とは言い換えれば、スピーキング学習です。ベルさんはスピーキング学習を「ひとりごと」で生活のルーティンに落とし込む、とてもユニークで再現性の高い学習法であります。

本書のPoint
ROUTINE 01 【めちゃくちゃタイム】 思いつた単語をアウトプット
まずは目についた物を何でも英語にします。英文でなくてもいいので目についた物を英単語にします。もちろん余裕があれば、簡単な英文にしていきます。 たとえば「コンビニで売っているもの」といえば、“umbrella(傘)”“popcorn(ポップコーン)”“rice ball(おにぎり)”“milk(牛乳)”など、いろいろなものを思いつくことができるはず。それらを口に出してみればいいということです。なお、発音が合っているかは気にしなくてもいいそう。恥ずかしがらず、ネイティブになったつもりで「英語っぽさ」を意識して発音することがポイントだといいます。
ROUTINE 02 【しっかりタイム】思いつたフレーズをアウトプット&調べる
英語の参考書などで「しっかり学習」するのではなく、自分の話したかったけど、「めちゃくちゃ」だった英語を正しい英語に修正するのです。
この学習法は自分の言いたい事から学習するので再現性があり、自分の生きた英語として蓄積していけます。著書の中では具体的に正しい英語への修正法を紹介しています。
思い出せる英語フレーズを浮かんだ順にしゃべってみること。中学生時代に習った「あの有名なフレーズ」から、Thank you.のように日本語と一緒に使っているフレーズまで、なんでもいいので口に出してみるわけです。たとえば、次のようなフレーズです。
This is a pen. (これはペンです)
Thank you very much. (どうもありがとう)
I like you. (あなたが好き)
My name is ○○. (わたしの名前は○○です)
How are you? (元気?)
May I help you? (いらっしゃいませ)
You’re welcome. (どういたしまして)
What is this? (これ何?)
Chicken or beef? (チキンとビーフどちらにしますか?)
(18ページより)
簡単すぎるものばかりですが、“あえてそれを口に出すこと”に意味があるということのようです。いいかえれば、英語の第一歩は教科書や参考書がなくても簡単に踏み出せるものだということです。
ROUTINE 03 【ひとりごと英語にちょっとしたスパイスを加える】

英語学習の問題点は飽きることです。飽きは学習の天敵で学習をルーティン化するには、英語学習を楽しい学習にしていくことです。 あまり海外経験がなく、日本にいながら英語を上達させてきたという方の中で、この英語でひとりごとを言っていた方ってめちゃくちゃ多い、というかほぼ全員がこれをしていた、と言ってたんです。なので、英語でひとりごとを言う、というのは本当に効果的。ただ、このひとりごとが
続かない!!!という人が多数だと思います。その解決策として、この本を読んでいて感じたのが、「自分をご機嫌にすること」 なのです。自分なりのご機嫌にすることを考えるあたり、ベルさんの楽しい学習法は独特で妄想を利用します。例えば妄想で外国の友人を作り、架空の友人と楽しい会話ようなイメージです。

その他にも生きた英語を盗むことです。盗むと言うと聞こえは悪いですが、簡単に言うとネイティブが実際に使っている表現を覚え、その表現を応用する学習法です。はネイティブの表現をどこから学ぶかですが、定番のNetflixやAmazon prime videoなどの動画配信サイトを紹介していますが、興味深いのがTwitterやインスタを利用する方法です。 生きた英語、カッコイイ英語を学べるとてもユニークな学習法です。

本書の目次

Routine 01 「めちゃくちゃタイム」から始めるひとりごと英語
Routine 02 「しっかりタイム」でもっとしゃべれるようになる
Routine 03 ひとりごと英語にちょっとしたスパイスを加える
Routine 04 ひとりごと英語を盗む
Routine 05 発音もひとりごとで鍛える
Routine 06 英文法もひとりごとで覚える
Routine 07 ひとりごとで会話のテクニックを身につける

著者・出版

MiracleVellMagic(みらくるべるまじっく)


誕生日: 1992年11月24日
 出身地: 東京都
SNS・YouTube動画から誕生した新生アーティスト。通称Vell。YouTube動画でディズニーの25キャラクターをひとりで演じわけた「”Let It Go” with 25 Disney Characters」は再生数2,000万回を突破。2015年初シングル「Yummy!」をリリース。2016年デジタルシングル「Miracles Happen」で本格的な音楽活動を開始。11月にはメジャーミニアルバム「Miracles Happen」をリリース。

自身が脚本・キャラクター演出までも務めた「ようこそ、ユメミルユガミノ国へ。」を上演し、1人33役100分という前代未聞のオリジナル舞台で2015年にアーティストデビュー。高校卒業後に「ネイティブよりネイティブな英語をしゃべれるようになる」という目標を掲げ、ひとりごと英語を中心に独自の方法で英語を学び始める。海外アーティストのインタビューや英語での作詞など、英語力を生かした活動も多岐にわたる

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