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夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神(文響社) 水野 敬也

Book Summary
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レビュー

「夢をかなえるゾウ4」は今までのシリーズと違い、死がテーマで、夢の手放し方が書かれています。余命を宣告された会社員が、残り時間で家族のために何ができるか苦悩するストーリーから、日常のありがたさを実感することができる1冊です。

死と向き合うことができれば、自分が心からなりたいこと、かなえたい夢を追うことができます。見栄を張ったり、完璧を目指そうとして生きることに苦しんでいるのなら、本当に自分がやりたいこと、大切にしたいこと、かなえたいことを考えるとよいとガネーシャは教えてくれます。私たちは周りの目が気になったり、お金などの目に見える報酬を優先したことが自分の夢になっていたりと、自分の夢が本当にやりたいことではないこともありますよね。ガネーシャの教え(課題)は、自分の本当の夢を追うために出された課題です。

また、本書では死がテーマということで、夢を追った先にある夢を手放すことについても書かれています。 今回は本当の自分の夢を実現するために、夢を手放すことの必要性についても書かれています。すべての人の目的は幸せになること。夢をかなえるのはその一つの手段でしかありません「夢をかなえるために努力する」と「夢を手放し、縛られる苦しみから開放される」2つの方法を知ったうえで、自分にあった方法を選び、死に際に後悔しない人生を送りましょう。

ガネーシャの教え
ガネーシャの教え1. 健康に良いことを始める
健康に良いことを習慣化できれば、自分を管理することができます。行動を管理できれば目標達成に近づく。つまり、夢に近づきます。

ガネーシャの教え2. 死後に必要な手続きを調べる
死んだ場合の手続きや必要な事を調べ、事前に準備すれば自分の死後も家族を守れます。

ガネーシャの教え3. お金の問題がなかった場合、どんな仕事をしたいか夢想する
今の仕事に情熱を見出すのも大事。だけど、もし情熱を燃やせていないのなら、いったんお金のことを横に置いて自由に考えてみましょう。情熱を持ってやりたいことが他にあるかもしれない。

ガネーシャの教え4. 大きな夢に向かう小さな一歩を、今日踏み出す
「やる!」と決めた瞬間から動き出す!どんなに大きな夢でも何かしら出来ることがあります。動いた分だけ夢に近づく。

ガネーシャの教え5. 人に会ってわだかまりをとく
仲違いした友達や、疎遠になってしまった人、感謝やお礼を言えずに長い時間が経ってしまった経験はないでしょうか?そういう人に直接会って心のわだかまりをといてみましょう。わだかまりに気づき、解決に向けて動ける人が会社や家族も豊かにできます。

ガネーシャの教え6. 死ぬまでにやりたいことリストを作る
頭で考えるのではなく、書き出してみましょう!「まわらない寿司を食べる」「ハワイにいく」など。どんなことでも良いので、書き出すことで願望を思い出せる。モチベーションになります。

ガネーシャの教え7. 経験したことのないサービスを受ける
アリとキリギリスのどちらも体験する。アリは将来の不安に備えて「今」を頑張る。一方、キリギリスのように「今」を楽しむことも大切です。どちらが良いということではなく、自分が後悔しないように望む方を選択します。例えば、高級フレンチに言ったことがなく後悔しているなら、行ってみる。

ガネーシャの教え8. 節約を楽しむ
アリとキリギリスのどちらも大切。そのため、後悔しないために高級フレンチに行ったのであれば、翌日は数百円の牛丼にする(節約する)。

ガネーシャの教え9. 思い切って仕事を休む
人の評価や評判を気にしすぎることは、自分が本当に大事にすべきものを見失っている可能性がある。思い切って仕事を休んでみましょう!

ガネーシャの教え10. 自分の体に感謝する
自分の心臓は生まれてから一度も休まずに全身に血液を送り続けている。当たり前と思ってはいけません。自分の体をいたわろう。体を休ませないとブラック企業になってしまう。

ガネーシャの教え11. 身近な人に感謝の言葉を伝える
「働く」の語源は「傍(そば)を楽にする」。傍にいる人の苦労が分かって感謝できるようになれば、世の中を楽にするようなサービスを生み出せるかもしれない。


ガネーシャの教え12. 周囲の期待と違う行動を取る
判断に迷うということは、自分の本心と周囲の期待が合っていない証拠。いつも周囲の気持ちを大切にしてきたのなら、たまには逆の行動をしてみましょう。その両方を経験することで、自分にとって本当に大事なものを選べるようになる。

ガネーシャの教え13. 限界を感じたとき、もうひと踏ん張りする
「頑張りすぎても意味がない」という言葉は、これ以上頑張ってもプラスにならないことを経験した人が言えます。限界を感じたとき、もうひと踏ん張りすると、少し先が見えるかもしれない。

ガネーシャの教え14. 両親の生い立ちを知る
両親のことを深く理解していない事があります。生い立ちを知ることで、どんな人なのかが分かります。自分が知らない家族の過去がある。


ガネーシャの教え15. かなえてきた夢を思い出す
夢は未来にあるものだと思って、かなえてきた夢を忘れてしまっています。例えば、○○大学に受かった。バイトの面接に受かった。○○さんと結婚した。子どもができた。○○のコンサートの行けた。小さいものから大きものまで夢はたくさんある。どんな夢をかなえたか思い出してみましょう!

ガネーシャの教え16. 他者の欠点を受け入れる姿勢を持つ
完璧な人なんて居ないのだから、関わる人はすべて何かしら欠点を持っています。それを受け入れる姿勢を持つ。欠点を受け入れられない人は自分の欠点も許せなくなり、完璧になれないことでイライラしてしまいます。

ガネーシャの教え17. 見る場所を変える
欠点に焦点を合わせてしまうと、その欠点が、その人全体と捉えてしまいます。欠点を支えている長所もあるので、そちらにも目を向けてみましょう。

ガネーシャの教え18. 相手の背景を想像する
自分に嫌いな事を言う人が居た場合、その人の背景を理解し尊重すると、少し楽な気持ちになります。育ってきた環境や何かの出来事で、そういう嫌なことを言ってしまったのかもしれない。

ガネーシャの教え19. 他人に完璧さを求めている自分に気づく
知らず知らずのうちに他人に完璧さを求めています。「自分は相手が完璧じゃないことにイライラしているな」と気づければ、その感情と距離を置けます。

ガネーシャの教え20. つながりを意識する時間を持つ
この世界にあるものは「同じもの」が変化しています。例えば、岩、石、砂は名前が違うため別ものに感じるが元は同じもの。人も木も花もすべては粒子の塊。人も同じ粒子なので他のものとつながっているけど、全体と自分を分けてしまっている。
夢もつながっている。
例えば、今は治らない病気の薬を自分が生きている間に作れなかったとしても100年後に他の誰かが作っているかもしれません。夢がタスキのように未来に繋がり、誰かが自分の夢をかなえる。

ガネーシャの教え21. 喜怒哀楽を表に出す
人間が存在する理由は、苦しみも、その苦しみに支えられた喜びもすべて経験するため。水も、土もその役割はできない。人間という形でしか喜怒哀楽は経験できません。
本書の目次

著者・出版

著者: 水野 敬也


水野 敬也(みずの けいや、1976年11月26日 – )は、日本の小説家。愛知県西春日井郡清洲町(現・清須市)出身。 東海中学校・高等学校、慶應義塾大学経済学部卒。
処女作『ウケる技術』が30万部超えのベストセラーに、三作目の著書『夢をかなえるゾウ』は200万部を超え、ドラマ化された。他の著書に、自身の著書『BAD LUCK』を再編集・改題した『雨の日も、晴れ男』がある。 著書としては、動物の写真を使った『人生はワンチャンス!』や『人生はニャンとかなる!』などを製作。シリーズ累計190万部を超え、『人生はニャンとかなる!』は2014年度全書籍売り上げの2位を記録した。また、恋愛体育教師・水野愛也の名義で、『LOVE理論』『スパルタ婚活塾』、講演DVD『スパルタ恋愛塾[ソフト編・ディープ編]』がある。『LOVE理論』は2015年4月テレビ東京でドラマ化された(主演・片岡愛之助、大野拓朗)。
絵を得意とするクリエーターとの共著も精力的に行っており、パラパラ漫画の鉄拳との共著、『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』『もしも悩みがなかったら』、画伯・田辺誠一との共著『偉人たちの最高の名言に田辺画伯が絵を描いた』などがある。

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