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1分で話せ(SBクリエイティブ)伊藤羊一

Book Summary
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レビュー

プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方にお勧めの1冊です。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、Zアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドが紹介されています。

実は、伝えたいことを的確かつシンプルに話す技術は、たった3つのポイントさえ押さえればすぐに身につけることができるのです!伝えたいことを的確かつシンプルに1分で話すためには、
 ・目的を明確にする
 ・ 左脳を刺激する
 ・ 右脳を刺激する
の3つのポイントが重要です。あなたも伝えたいことを的確かつシンプルに伝え、人を動かす力を手に入れましょう!

本書のPoint
「誰に話すのか」「何をゴール(目標)にするのか」を明確にする
人はあなたの話の80%は聞いていない。だからと言ってコミュニケーションを諦めていいわけではありません。 80%の話は聞いていないという前提の上で、相手にできる限り理解してもらい、動いてもらうために大切なのが 「1分で話せるように話を組み立て、伝えること」 です。

ポイントは、「相手に理解してもらうこと」ではなく「相手に動いてもらうこと」をゴールです。つまり 伝える側が、聞き手側に「理解したうえで、どうしてほしい」のかを必ず考えなくてはならないのです。 あとは、相手が動くために、できることすべてをやりきるのです。

左脳を刺激する
左脳を刺激するには、ロジックを意識する。ピラミッドストラクチャーを活用して、結論(主張)1つに対して、根拠を3つほど説明する。事例やデータなどの根拠をいくら重ねても、相手はこのデータや事実から、何を読み取ればいいのか全く分からないので、1つの主張に対して、3つ根拠で支えるロジックを意識しましょう。


主張するときに気を付けるポイントはいらない言葉を削ることです。 難しい言葉は使わずに、中学生でもわかる言葉を使って話す。プロセスや、過剰な気を遣い、 自分の意見とは違うことを言う、 笑いを入れるなどはビジネスの現場においては不要である。
右脳を刺激する
右脳を刺激するには、イメージを想像させる。ビジュアルを見せるために、図や写真、動画などを使って説明する。また、 想像してみてください、あなたがもしこの世界を経験するとしたらどうでしょうと促し、素晴らしいと思いませんかと方向性を示す。その他にも、超一言と著者が呼ぶ。 覚えやすく、その一言で自分の話したい内容を表せるようなキーワードをつくる。

本書の目次

第1章  「伝える」ための基本事項

第2章  1分で伝える―左脳が理解するロジックを作る

第3章  相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう

第4章  1分でその気になってもらう―右脳を刺激してイメージを想像させよう

第5章  1分で動いてもらう

第6章  「伝え方」のパターンを知っておこう

第7章  実践編
 

著者・出版

伊藤 羊一(いとう よういち)


Zホールディングス株式会社 Zアカデミア学長/ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長/武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長(予定)/株式会社ウェイウェイ 代表取締役/グロービス経営大学院 客員教授
東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行、企業金融、債券流動化、企業再生支援などに従事。2003年プラスに転じ、ジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、マーケティング、事業再編・再生などを担当後、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任、経営と新規事業開発に携わる。2015年4月ヤフーに転じ、現在Zアカデミア学長、Yahoo!アカデミア学長としてZホールディングス、ヤフーの次世代リーダー開発を行う。またウェイウェイ代表、グロービス経営大学院客員教授としてリーダー開発を行う。若い世代のアントレプレナーシップ醸成のために2021年4月より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)学部を開設、学部長に就任予定。
代表作『1分で話せ』は50万部を超えるベストセラーに。その他『0秒で動け』『1行書くだけ日記』『ブレイクセルフ』など。

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