本サイトで紹介する本に関する理解度チェック問題になります。
問題を解きながら、本の概要を理解できるように、
問題以上に解説に力を入れておりますので、是非活用ください。
あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著です。投資家として有名なウォーレン・バフェット氏やグーグル日本法人社長の村上憲郎氏など現代社会において結果を出し続ける人のバイブルにもなっています。1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、折々に改訂が施されてきて時代に合った内容になっているので読みやすかったので、部活の部長から会社の社長まで幅広い人に読んで欲しいと思っています。
人の上に立つ者は、個人としての成績ではなくチームとして最高の結果を出すことを求められるものです。本書を読めば、チームを構成する1人1人のパフォーマンスを最大限に高め、全体としての成果を引き出すような「人を動かす」スキルが身に付きます。集団で円滑に物事を進めるためには、あなただけが最高の成果を上げても意味がありません。1人1人のパフォーマンスを高めてこそ、最大限の結果を得ることができるのです。本章「人を動かす」では、共同作業者のモチベーションを高め全体としての効率を上げ、ひいてはあなたにとって最良の結果をもたらすためのメゾットが記されています。
●カーネギーの人を動かすメソッド |
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「人を動かす三原則」 |
①-非難も、批判も非難もしない、苦情も言わない- |
「人に好かれる六原則」 | 1、誠実な関心を寄せる 相手に関心を寄せることで、相手もこちらに関心を寄せる 2、笑顔を忘れない 動作は言葉よりも雄弁であり、笑顔もその表現の一部。相手に楽しんでもらいたければ、まず自分が楽しむこと。 3、名前を覚える 人間は自分の名前に大いに関心があり、人間は自分の名前を重要視してほしいものである。 4、聞き手にまわる 話上手になるにはまず聞き上手になること、人間は誰でも聞き役を欲しがっているものである。 5、関心のありかを見抜く 相手の関心はどこにあるのか見き、自分に関心を寄せてくれる人を信頼するものである。 6、心からほめる 人間は誰でも認められたい。それは賞賛の報酬は金銭や名誉だけではない、重要感を与える、誠意を込めてほめる |
「人を説得する十二原則」 | 1、議論をさける 議論に勝つ唯一の方法は議論を避けるとこである。議論に負けても主張は変わらない 2、誤りを指摘しない 相手の誤りを指摘しない。誤りを気づいてもらえるように質問をする。 3、誤りを認める 自分の誤りを素直に認める。自ら先に誤りを認めてしまう。 4、おだやかに話す おだやかに「北風と太陽」の太陽のように人に接する。 5、“イエス”と答えられる問題を選ぶ 相手が「イエス」と答える質問をする。 6、相手にしゃべらせる 本来人間とは自分のことをしゃべるのが好き、説得する場合にも相手に喋らせる。 7、相手に思いつかせる 相手に思いつかせる。どう思いつかせるかがポイント 8、人の身になる 相手を理解するには相手の身になって考えてみることだ。人の行動には理由がある。 9、相手の考えや希望に同情を持つ 相手の立場になることで悪感情は消える。 10、美しい心情に呼びかける 人は公正な人物であると認められると、なかなか不正なことはできない。 11、演出を考える 人にお願いごとをするときは演出を考える。 12、対抗意識を刺激する 対抗意識を刺激することにより、仕事のスピードや質を向上させる。 |
「幸福な家庭をつくる七原則」 | 1、口やかましくいわない 2、長所を認める 3、あら探しをしない 4、ほめる 5、ささやかな心づくしを怠らない 6、礼儀を守る 7、正しい性知識を持つ |
◇PART1 人を動かす三原則
1 盗人にも五分の理を認める
2 重要感を持たせる
3 人の立場に身を置く
◇PART2 人に好かれる六原則
1 誠実な関心を寄せる
2 笑顔を忘れない
3 名前を覚える
4 聞き手にまわる
5 関心のありかを見抜く
6 心からほめる
◇PART3 人を説得する十二原則
1 議論を避ける
2 誤りを指摘しない
3 誤りを認める
4 穏やかに話す
5 〝イエス〟と答えられる問題を選ぶ
6 しゃべらせる
7 思いつかせる
8 人の身になる
9 同情を寄せる
10 美しい心情に呼びかける
11 演出を考える
12 対抗意識を刺激する
◇PART4 人を変える九原則
1 まずほめる
2 遠まわしに注意を与える
3 自分の過ちを話す
4 命令をしない
5 顔をつぶさない
6 わずかなことでもほめる
7 期待をかける
8 激励する
9 喜んで協力させる
著者: デール・カーネギー
デール・カーネギーはアメリカ・ミズーリ州に生まれ、州立の学芸大学に学びます。この頃に弁論術を研究。卒業後、教師、セールスマン、食肉会社員、行商人など、さまざまな仕事を経験。その後、ニューヨークで演劇の勉強をしました。
さらにいくつかの職を経たのち、大学時代に研究した弁論術を活かそうと、YMCAの話し方教室を担当。最初は一晩に2ドルの報酬しか得られなかったのですが、その講義が次第に評判を呼び、ついに彼の得る収入は一晩に30ドルにもなったといいます。
その後、成人教育、人間関係研究を目的とした「デール・カーネギー研究所」を設立。アメリカをはじめ、ヨーロッパ各地で講習会を開き、指導にあたりました。
その活動は彼の死後も引き継がれ、これまでに100年間で90以上の国、900万人以上のビジネス・パーソンが研修を受けています。
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