インスタンス・ケージングとは、Oracle11g R2新機能で初期化パラメータ CPU_COUNT を使用してインスタンスごとに CPU リソースの使用率を制限します。従来までのリソース・マネージャは、あくまでも同一インスタンス内における制御機能であり、同じサーバ上に複数インスタンスを稼動させる場合、各インスタンス間の CPU リソースの配分を制御することはできませんでした。複数サービスを共存させていく昨今のような統合環境の構築・管理に際しては事足りない場面も増えてきていたようです。機能の有効化・無効化、および CPU リソースの配分の変更もオンラインで行えるため、より柔軟なリソース管理が実現可能となりました。
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