共有プールはライブラリキャッシュとディクショナリキャッシュとして使われる領域で、初期化パラメータファイルのSHARED_POOL_SIZEパラメータで設定されます。共有プールでは、サーバーがSQL(問合せ)を受け取ったときに、そのSQLの解析を行います。解析とは、受け取ったSQLをコンパイルし、「どのテーブルや索引からアクセスをおこなうのか」という計画を立てます。SQLが1度実行されると、ライブラリ・キャッシュやデータ・ディクショナリ・キャッシュにそれぞれの解析結果が格納されます。つまり2度目の実行からは、再度解析をおこなうのではなく、各キャッシュに格納されているデータを再利用するため実行が速くなります。
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