Oracle Data Guardは、サーバを配置しているデータセンターが災害などで倒壊してしまった場合に備え、遠隔地のデータセンターに予備のスタンバイデータベースを準備しておいて、データを転送して同期を取る機能です。Oracle Active Data GuardをOracle Database 11g Enterprise Editionとともに使用すると、本番データベースと同期された複数のスタンバイ・データベースでリソース負荷の高いアクティビティを分散し、サービス品質を向上することができます。Oracle Active Data Guardは、フィジカル・スタンバイ・データベースに読取り専用でアクセスでき、問合せ処理、ソート処理、レポート作成、Webサイトからのアクセスなどを実行可能です。一方、本番データベースから受信した変更が継続的に適用されます。スタンバイ・データベースにバックアップを分散する際は、高速増分バックアップも利用できます。これにより、高可用性と、本番サイトにおける計画または計画外停止に対する障害/災害保護ソリューションが提供されます。
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