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Oracle Databaseインストール
本項では、Oracle Databaseのインストール手順を紹介しています。
Oracle Databaseをインストールする方法は、「OUI(Oracle Universal Installer)による対話型のインストール」や「レスポンスファイルを使用した自動インストール」があります。今回はOUIによる対話型のインストール手順を記載します。対話型の方法を使用してOracle Databaseをインストールする場合は、OUIに表示される一連の画面で、Oracle
Databaseソフトウェアのインストールとオプションでデータベースの作成も可能になっていますが、本項はOracle Databaseソフトウェアインストール手順のみ記載します。データベース作成手順は、事前準備と合わせ次章で紹介しています。
1. Oracleインストールメディアの準備
Oracle Databaseインストールメディアを準備します。今回はDVDやCDではなくOracleサイトからダウンロードしたファイルを使用します。なおダウンロードファイルはzip形式となっているので解凍します。
# su - oracle
$ ls /tmp/p10404530_112030_Linux-x86-64*
$ unzip /tmp/p10404530_112030_Linux-x86-64_1of7.zip
$ unzip /tmp/p10404530_112030_Linux-x86-64_2of7.zip
$ cd /tmp/database/
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2. OUI起動
以下のコマンドでOUIを起動します。
以下の画面が表示されることを確認する。
※リモートインストールを実行する場合、作業端末側とサーバ側でXwindow設定が必要になります。
3. ソフトウェア更新のダウンロード
「ソフトウェア更新のスキップ」を選択し、、「次へ」を選択します。
4. インストールオプションの選択
「データベースソフトウェアのみインストール」を選択し、「次へ」を選択します。
5. SSH接続確認
「Oracle Real Application Clustersデータベースのインストール」を選択し、すべてのノードを選択する。次に「SSH接続」を選択し、パスワードを入力後、SSH接続の確立に成功したことおを確認し、「次へ」を選択します。
6. 製品言語
「日本語」、「英語」が選択されていることを確認し、「次へ」を選択します。
7. データベースエディションの選択
「StandardEditon」が選択し、、「次へ」を選択します。
8. インストール場所の指定
Oracleベースに「/opt/app/oracle」、ソフトウェアの場所に「/opt/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1」を入力し、「次へ」を選択します。
9. 権限付きオペレーティングシステムグループ
すべてのグループに「dba」を指定し、「次へ」を選択します。
10. 前提条件チェックの実行 警告がないことを確認し、「次へ」を選択します。
11. インストール
「インストール」を選択し、インストールを開始します。
12. スクリプトの実行
以下の画面が表示されたら、各ノードでroot.shスクリプトの実行します。
13. OracleDatabaseインストール終了
正常にインストールが完了することを確認します。
14. oracleユーザ環境変数設定
各ノードでoracleユーザの環境変数を設定します。
※以下はrac01のoracleユーザの環境変数設定になります。
$ vi /home/oracle/.bash_profile export ORACLE_BASE=/opt/app/oracle
export ORACLE_HOME=/opt/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1
export ORACLE_SID=testdb1
export PATH=$ORACLE_HOME/bin:$PATH
export NLS_LANG=Japanese_Japan.AL32UTF8
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<前提知識>-11gR2 新機能
@-RACインストール環境準備
A-Grid Infrastructureインストール
B-Oracle Databaseインストール
C-Oracle Net設定
D-データベース作成
E-パッチ適用(RAC環境)
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