Oracle表領域の変更(ALTER TABLESPACE)

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Oracle表領域の変更(ALTER TABLESPACE)


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Oracle表領域の変更(ALTER TABLESPACE)


本項では、Oracle表領域の変更方法について紹介してます。ALTER TABLESPACEのオプション解説や実際にテスト環境で実行した結果についても紹介しておりますので、参考にしてください。

以下に表領域作成の実行例を紹介します。以下の実行例は、test_tbs_01表領域のロギング属性を変更しています。
※表領域のロギング属性を変更した場合でも、その表領域内の既存のスキーマ・オブジェクトのロギング属性には影響しません。

(1)表領域変更前の確認
SQL> select tablespace_name,logging from dba_tablespaces where tablespace_name='TEST_TBS_01';

TABLESPACE_NAME LOGGING
------------------------------------------------------------ ------------------
TEST_TBS_01 LOGGING


(2)表領域変更(LOGGING⇒NOLOGGING)
SQL> ALTER TABLESPACE test_tbs_01 NOLOGGING;

表領域が変更されました。


(3)表領域変更後の確認
SQL> select tablespace_name,logging from dba_tablespaces where tablespace_name='TEST_TBS_01';

TABLESPACE_NAME LOGGING
------------------------------------------------------------ ------------------
TEST_TBS_01 NOLOGGING

SQL>




ALTER TABLESPACE構文
ALTER TABLESPACE tablespace
{ DEFAULT [ table_compression ] storage_clause
| MINIMUM EXTENT size_clause
| RESIZE size_clause
| COALESCE
| SHRINK SPACE [ KEEP size_clause]
| RENAME TO new_tablespace_name
| { BEGIN | END } BACKUP
| datafile_tempfile_clauses
| tablespace_logging_clauses
| tablespace_group_clause
| tablespace_state_clauses
| autoextend_clause
| flashback_mode_clause
| tablespace_retention_clause
} ;
Alter tablespace構文



CREATE TABLESPACE文オプション解説
MINIMUM EXTENT この句は、永続的なディクショナリ管理表領域に対してのみ有効です。MINIMUM EXTENT句を指定すると、表領域内のすべての使用済エクステントまたは未使用エクステントの大きさが、size_clauseで指定したサイズ以上であること、およびその倍数であることが保証され、表領域における空き領域の断片化を制御できます。

RESIZE この句が有効であるのは、bigfile表領域に対してのみです。1つのデータファイルのサイズを指定のサイズまで拡張または縮小できます。K、M、GまたはTを使用して、それぞれKB、MB、GBまたはTB単位で指定することもできます。

RENAME この句を指定すると、tablespaceの名前を変更できます。この句は、tablespaceおよびそのすべてのデータファイルがオンラインで、COMPATIBLEパラメータが10.0.0以上に設定されている場合にのみ有効です。名前の変更は、永続表領域および一時表領域の両方に対して実行できます。

BACKUP この句を使用すると、表領域のすべてのデータファイルをオンライン(ホット)・バックアップ・モードにしたり、このモードから戻すことができます。

ADD ADDを指定すると、file_specificationによって指定されたデータファイルまたは一時ファイルを表領域に追加できます。

LOGGING | NOLOGGING LOGGINGを指定すると、データベース・オブジェクトの作成、およびその後のオブジェクトへの挿入をREDOログ・ファイルに記録します。

NOLOGGINGを指定すると、データベース・オブジェクトの作成、およびその後の従来型INSERTをREDOログ・ファイルに記録します。ダイレクト・パス・インサートは記録されません。

ONLINE | OFFLINE この句を使用すると、表領域がオンラインまたはオフラインのいずれであるかを決定できます。この句は、一時表領域では無効です。



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