イベントを使用したOracleジョブの開始

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イベントを使用したOracleジョブの開始


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イベントを使用したOracleジョブの開始


本項では、イベントを使用したOracleジョブの開始について解説します。


イベントとは、なんらかの処理または発生が検出されたことを、アプリケーションまたはプロセスが別のアプリケーションまたはプロセスに示すために送信するメッセージです。イベントは、1つのアプリケーションまたはプロセスによって呼び出され(送信)、1つ以上のアプリケーションまたはプロセスによって使用されます(受信)。


<Oracle Schedulerのイベントの種類>
イベント 必要な権限
アプリケーションによって呼び出されるイベント アプリケーションは、スケジューラが使用するイベントを呼び出すことができます。スケジューラは、ジョブを開始することでこのイベントを処理します。たとえば、在庫が一定のしきい値を下回ったことを感知した在庫追跡システムでは、在庫の補充ジョブを開始するイベントを呼び出すことができます。

この方法で開始されるジョブは、イベントベースのジョブと呼ばれます。日付、時間、繰り返し発生する情報を定義するかわりに、イベントを参照する名前付きスケジュールを作成できます。このようなスケジュール(イベント・スケジュール)が割り当てられたジョブは、イベントが呼び出されると実行されます。


File Watcherによって呼び出されるファイル到着イベント File Watcher(Oracle Database 11g リリース2で導入されたスケジューラ・オブジェクト)を作成して、システムへのファイルの到着を監視できます。その後、File Watcherでファイルの存在が検出されたときに開始するジョブを構成できます。たとえば、チェーン店用のデータ・ウェアハウスでは、店舗内の店頭システムからアップロードされた日次売上レポートからデータがロードされます。データ・ウェアハウスのロード・ジョブは、新しい日次レポートが到着するたびに開始されます。

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File Watcherに関する情報を表示できます。

SELECT file_watcher_name, destination, directory_path, file_name,credential_name
FROM dba_scheduler_file_watchers;

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