GROUP BY句とHAVING句

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GROUP BY句とHAVING句

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GROUP BY句とHAVING句

本項では、行のグループを指定し、そのグループ化された行の条件を指定するには、「GROUP　BY」句と「HAVING」句の使用方法を紹介します。

基本構文を以下に示します。

SELECT　[列リスト]
FROM　[表名]
WHERE　[検索条件]
GROUP　BY　[列リスト]
HAVING　[条件]
ORDER　BY　[列リスト]

※ORDER　BY句はSQLの最後にくる必要がありますが、GROUP　BY句とHAVING句の順番は逆でもかまいません。

①GROUP BY句
GROUP　BY句によって、式の値に基づいて行のグループを求めることができます。GROUP　BY句とORDER　BY句は一緒に用いることができあます。SELECT句にはグループ関数またはGROUP　BY句で指定した列を指定する必要があります。またORDER　BY句は列別名を指定することができますが、GROUP　BY句では列別名と列番号を指定することができません。

②HAVING句
グループ化された行に条件を指定するにはHAVING句を使用します。SELECT句で指定されていない列をHAVING句で指定することができます。グループ関数はHAVING句で条件を指定し、WHERE句では指定しません

※HAVING句はGROUP　BY句を指定しなくても使用できます。

使用例）GROUP　ＢＹ句とHAVING句の使用例

SQL> SELECT * FROM TEST2;

NUM 　　　　NAME　　　　　　　　　　　　SAL
---------- -------------------- ----------
10 　　　　　　AAA 　　　　　　　　　　　　100000
20 　　　　　　BBB 　　　　　　　　　　　　200000
30 　　　　　　CCC 　　　　　　　　　　　　300000
40 　　　　　　DDD
50 　　　　　　AAA 　　　　　　　　　　　　150000
60 　　　　　　CCC　　　　　　　　　　　　 250000
70 　　　　　　DDD　　　　　　　　　　　　 350000

7行が選択されました。

SQL> SELECT SUM(SAL),NAME
2 FROM TEST2
3 GROUP BY NAME
4 ORDER BY 2;

SUM(SAL) 　　　NAME
---------- --------------------
250000 　　　　AAA
200000 　　　　BBB
550000　　　　 CCC
350000 　　　　DDD

SQL> SELECT SUM(SAL),NAME
FROM TEST2
GROUP BY NAME
HAVING SUM(SAL)>500000
ORDER　BY 2;

SUM(SAL)　　 NAME
---------- --------------------
550000 　　　　CCC

SQL>

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