SYSAUX表領域が増加する理由

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SYSAUX表領域が増加する理由


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SYSAUX表領域が増加する理由


本項では、SYSAUX表領域が拡張する理由について紹介します。

SYSAUX領域は、オプション機能などで、その機能特有のメタデータが必要となります。Oracle Database 10g からは、SYSTEM表領域のほかに SYSAUXという表領域を必ず作成し、その領域にメタデータを格納します。このメタデータは Oracle8/8i/9i では、様々な表領域に格納されていましたが、Oracle Database 10g では、これらのメタデータをSYSAUX表領域に格納するようになりました。なぜ、SYSAUX表領域にまとめたかというと

 ・デフォルトで作成される表領域の数を削減
 ・オプションのインストール/アンインストールを繰り返すことによるSYSTEM表領域のフラグメンテーションの防止
 ・SYSTEM表領域に対する更新回数が減少することによってブロック破損、領域不足のリスクが減少

このように Oracle Database の安定稼働に重要なSYSTEM表領域を、他の処理から分離することを中心に、データベース管理者のメンテナンス作業の削減することを狙っています。また、性能分析ツールである「Statspack」のスナップショット情報や「Diagnostics Pack」の稼働統計やワークロード情報のスナップショットを定期的に取得する機能であるAWR(Automatic Workload Repository)もSYSAUX に格納されます。


<SYSAUX表領域の領域増加>

SYSAUX表領域の領域増加理由として、Statspackのスナップショットが原因として考えられます。Diagnostics PackのAWRもSYSAUXに格納はされますが、デフォルトでは古いデータの削除も自動的に実行されるようになっており7日間保存される古いデータは削除されます。

定期的にStatspackのスナップショットを取得している場合は削除も検討してください。(※詳細は「Statspackスナップショット削除」を参照)またAWRの削除設定を変更している場合は領域監視を行うことをお薦めします。



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    ◎-表領域の概要と管理

    ◎-UNDO表領域(UNDO TABLESPACE)とは?

    ◎-一時表領域(TEMPORARY TABLESPACE)とは?

    ◎-Oracle表領域の作成(CREATE TABLESPACE)

    ◎-Oracle表領域の変更(ALTER TABLESPACE)

    ◎-Oracle表領域の削除(DROP TABLESPACE)

    ◎-SYSTEM表領域が増加する理由

    ◎-SYSAUX表領域が増加する理由

    ◎-表領域の使用率と空き領域確認方法

    ◎-表領域の物理データファイル確認方法

    ◎-表領域拡張手順(データファイル追加)

    ◎-表領域縮小可能サイズ確認手順

    ◎-表領域縮小手順(resize)





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